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薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?
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今回のテーマは、薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?と題してお伝えしてまいります。

2023年10月10日刊行の小説版の薬屋のひとりごと14巻のネタバレ考察となりますので、苦手な方はご注意くださいね

王宮の悩みの種はいつの世も血筋や派閥による権力争い…それにより国自体が衰退の憂き目にあう可能性すら考えずに己の我欲を満たそうとする輩。

そんな状況にもいつも自然体を崩さない猫猫は、独自の関わり方で最悪の事態を避けるように一つ一つ方向修正をして行きます。

そして結果大きな問題を解決してしまう…14巻でも周りに便利に使われながらも皆の力も同時に引き出して行く…そんな猫猫の活躍を目の当たりに出来るのです。

それでは、薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?早速進めてまいりましょう。

 

Contents

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!

今回の薬屋のひとりごと14巻も”なろう系の聖典とも言える”小説家になろう”版から大幅に加筆及び修正されています。

薬屋のひとりごと小説版14巻は”小説家になろう”に2023年に掲載・改稿された”華佗編“が原典となっています。

宮廷内の派閥争いが起きつつある中でその元凶となる”名持ち”の一族の会合に参加することになった猫猫の活躍が見れる…そんな薬屋のひとりごと14巻となります。

では最初に”なろう系”原典華佗編と単行本14巻の違いから見ていきましょう。

 

原典の小説家になろう華佗編1と単行本14巻の違いは?

なろう系“華佗編”の一の章は”後輩たち”…薬屋のひとりごと小説14巻では十一章からのスタートとなります…そして大きな要素は薬屋のひとりごと14巻の前半部分がなろう系の後半部分を彩り…前後逆になっている事でしょうか。

時代を先取りした医学書と思われる華佗の書にまつわる話と同時進行で繰り広げられる宮廷内で繰り広げられる人間模様…西都編の後で宮廷の内情を派閥争いで描くには前後逆にした方が分かりやすかったように思います。。

そしてその派閥争いはやはり女帝と言われる先帝の母、その権謀術数のなせる技の中で未だそれを解消すらできない王宮の姿を描いて行くのです。

その中でも壊滅して退けられた”子の一族”の残穢が引き切らぬ中での派閥争いに参戦した”羅の一族“が久方ぶりに参加した”名持ちの会合を中心に物語は登場人物を絞り込んで行くのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻1話:名持ちの会合・前編?

一仕事終えて久しぶりにゆっくりと寝込んでいた猫猫でしたが、いつも通りで安息の時間は許されません。

姚の使いで迎えに来た燕燕が誘う先は”名持ち”の会合でした。

猫猫としては自分が”羅の一族などと言うような意識は皆無にせよ、変人軍師の羅漢の娘である事は否めません。

いずれにしても羅の一族“が名だたる名家の集う”名持ち”の会合に出るのは15年ぶりの事、しかも変人軍師同行ではこの先に不安しか残りません。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻2話:名持ちの会合・後編?

羅の一族のテーブルに皆が着席しました…羅半・羅半兄・羅漢・姚に燕燕そして猫猫…賑やか且つ胡散臭いメンバーが集まりました。

名持ちの会合には皆がそれぞれ何らかの目的をもって参加しているのが常のこと…よき縁談であったり…商談で有ったり…より良き縁を求めてそれぞれ由緒ある名持の家を代表してこの場に集っています。

今回、羅の一族では真剣なのは羅半の思惑のみ…他はそれぞれの下心も有って賑やかに時は過ぎて行きます。

羅半の目的は仲違いしている辰の一族と卯の一族の間に割って入る事…辰の一族は家宝を卯の一族に盗まれたと…以来一族こぞっての仲違い…羅半はそこに割って入って恩を売ろうと画策しているのですが…その辰の一族の家宝とはいったい何なのでしょうか?

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻3話:辰の家宝?

名持ちの会合で孤高の存在と言われる羅の一族と、40年前に家宝を盗まれたという辰の一族の密談が行われることは既に約束されていたこと…形式上は羅半からの申し出…その実は辰の若者から変人軍師へ…更にその形に持っていったのは羅半だったということ。

いずれにしても羅半は、40年前に盗まれたと言う家宝の捜索を諦めたと言いつつも足並みすら揃っていない辰の一族、そのお家事情に乗っかった形を取っているようです。

辰の一族の家宝とは6代前…時の東宮が辰の一族に臣籍降下という異例の事態に賜ったというもの…玉を持った金の龍の置物…つまり辰の一族の男子は皇位継承権こそ無いものの男系皇族の血を引くものなのです。

皇族の系譜のプライドと独裁者然とした時の皇太后…女帝…プライドだけの辰の一族を謀叛の疑いで潰そうと企む…要らぬ疑い詮索されまいと辰の一族…辰の大奥様はそのために蔵に火をつけ蔵に有った家宝は消え失せた…猫猫は当時の状況を見事に解いて行くのです。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻4話:兎と龍?

辰の大奥様は自ら蔵に火を着けた理由を話して行きます…反女帝派は皇族の系譜である辰の当主を首魁としようとした…つまり女帝の思惑もあながち見当外れでもなかったのです。

そして女帝の意を受けた卯の取り調べがやって来ると知らせたのは大奥様の親友でもあった卯の奥方だったのです…しかも卯の当主が女帝についたのは辰を守らんとしたが為という思惑も…。

そして蔵に火は放たれ、文書などは灰燼と帰す中で家宝は卯に守られるように運ばれた…辰の当主は死ぬ前に真実を知り感謝したと言います。

そして羅半の計略…この部屋に続く小部屋に羅半が卯の一族と会う約束をしていた部屋が…卯の当主は全てを悟り辰の家宝をその場に出したのです…確執から和解の時が…その時変人軍師が山査子の串で黄丹の玉をほじくり出して辰の家宝を破壊してしまったのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻5話:心に響く銅鑼?

変人軍師・羅漢の暴挙は計算ずくだったのか…結果として辰の家宝は皇族の系譜とは言え恐れ多い竜の四本指は三本に変えられ高貴な黄丹の玉は取り替えられ一件落着となりました。

しかしそこからが大変でした…名持ちの会合・羅の一族の席に戻った一行を持っていたのはあたりを揺るがすような大騒ぎでした。

姚に迫っているのは…恋文男…勘違い甚だしい前時代的な男社会の産物…姚に助け舟を出す羅半兄(名前判明:俊杰ジュンジェ)…場は辰の遠縁・恋文男と羅半兄・杰の決闘となってしまったのです。

そして恋文男との決闘に勝利した羅半兄・杰の心に大きな銅鑼が響き…恋の花がまた一つ燕燕との間に咲くのか咲かないのか…猫猫と羅半は困ったような顔で見つめ合うのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻6話:馬と兎?

ドタバタしている所に麻美が猫猫を誘いに…一緒にいるのは旦那(馬なんとかさん)と馬閃…卯の当主の所に猫猫を連れて行って卯の元上級妃・里樹と馬閃との縁談を進めようという魂胆です。

里樹が後宮で悲惨ないじめに合っていた頃に猫猫が幾度となく庇っていることから適任と思ったのか…結果的に卯の当主には獅子に襲われた可愛い孫娘を助けてくれた男として馬閃を売り込む事には成功したようです。

しかしその後の麻美との話…皇帝と壬氏の乳母として仕えた水蓮が実は元上級妃・阿多の実の母である話に及び猫猫も少なからず動揺を覚えるのです。

そして馬の一族の特殊性…皇族の乳兄弟になる一族は、妃になったり官職は与えられることは無い…あくまでも皇族の身内としての名持ち…そう言えば阿多が後宮を辞した後も皇帝の離宮に…そんな関係性に何か重大な事が埋もれているのでしょうか?

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻7話:消えた盗人・前編?

名持の会合、怒涛の一日目が過ぎ2日目は比較的穏やかに時が過ぎ午前中で終了…その間際に激しい砂埃とともに早馬に乗って現れた李白…緑青館に強盗が入り白鈴小姐が怪我をしたという…猫猫としては育ててくれた白鈴小姐の一大事、すかさず緑青館へ…。

強盗に入られたのは三階にある女華の部屋、三姫だけが持つ三間続きの部屋が全部荒らされ盗まれたのは女華の商売道具”翡翠の牌”…女華が洗髪する時間を狙って忍び込んだらしく、そこを白鈴小姐に見つかり窓から逃げたという顛末。

何故李白がって…昨夜からの居残り組…白鈴小姐が気付いたのに李白は気付けず眠りこけていた…粥に悪客用の睡眠薬が仕込まれていた様子…つまり李白は警戒されていた?

さぁさぁ…やり手婆が言うには妓楼が役人の世話になったらいらぬ勘繰りをされる…そこでまたまた連日の猫猫の登場となるのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻8話:消えた盗人・後編?

女華小姐は花街しか知らない緑青館で生まれた女…母は妓女そして実の父の証が商売道具の”翡翠の牌”…女華が皇族のご落胤と言う匂わせ、そんなものを盗んでどうするのか?

猫猫は女華小姐の階下つまり2階の3部屋を確認する…比較的実入りを稼ぐ売れっ子3人の妓女…それぞれ売り上げを上げるため、花街でのし上がるため昨夜も必死に仕事をこなす…その中に言葉が不自由な禿・梓琳の姉がいた。

結果、犯人は梓琳姉が三姫を蹴落とすために女華小姐の高貴な生まれの匂わせを盗み、その伝説を地に落とそうとした…そのためになじみの客に話を持ち掛けたことが明らかとされたのでした。

折檻部屋に姉を連れて行こうとするやり手婆にすがりつきながらも話せない梓琳の姿が物悲しく映ります。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻9話:妓女の引き際?

皇族のご落胤と匂わせること自体が花街の妓女にとって何を引き起こすかくらいは聡い女華小姐には分っていた…そもそも”華”と言う文字自体が皇族にしか使えない高貴なものだった。

盗人騒ぎで犯人・梓琳姉ともみ合う中で腹を蹴られた女華小姐は、妓女としての引き際を考えていた…元々自分は皇族のご落胤などとは毛頭思ってもいない…“翡翠の牌”は盗品か何かとさえ思っていた。

しかしその手品のツマは女華小姐を限りなく神秘的に輝かせた…最近きな臭いことを感じ取っていた女華小姐はその大事な商売道具を組木細工の箱と分離して保管していた…まだ盗まれていない“翡翠の牌”はまた狙われる運命にある。

ここらが潮時…ご落胤商売はここまで…女華はそう言いながら“翡翠の牌”の処分を猫猫に頼むのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻10話:花押?

女華小姐に頼まれたとあれば猫猫にとって最優先の事…すぐさま壬氏の執務室へ向かおうと馬車を…その時丁度折よく雀が馬車で猫猫を迎えに…タイミング良すぎ、更にこの夜更けに意中の殿方の所…早合点するいつもの雀…。

しかし猫猫にとってはいつにもまして真剣なお仕事、世話になった女華小姐の事も心配…先日の夜伽未遂事件の気まずさは置いといて壬氏に御目通りするのです。

女華小姐の出生に関わる”翡翠の牌”はやはり高貴な出自のようです…側面に有るのは皇族の“翡翠の牌”によくある花押だったようです…壬氏は猫猫から暫くこの“翡翠の牌”を預かることとしました。

そんな壬氏と猫猫の2人を扉の隙間から覗く2つの影…水蓮と雀…全然、進展しませんねぇ…何を期待しているのやら…?

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻11話:後輩たち?

猫猫たち医官の仕事は忙しく、慌ただしい日常を送っているうちに季節は早くも初夏…新人医官たちがそれぞれ様々な理由で配属先が落ち着く頃となりました。

猫猫のいる外廷の医務室にも後輩が配属となり…なんだかんだ姚の身勝手な検閲を経て2人の新人医官が配属で落ち着いた…背の高い妤(ヨ)と小柄な長紗(チャンシャ)…猫猫は名前の短い方と長い方と覚えるのでした。

猫猫が受け持ちの薬棚の管理を長紗に教えているところに…天祐が邪魔をしに…外科手術の腕前だけは超がつく一級品なのに性格と行動に難あり…猫猫と天祐のドタバタなやり取りに長紗も困っている様子です。

そんなこんなで猫猫もようやく念願の医務室勤務が板についてきたようですね。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻12話:修練場医務室勤務?

猫猫の配属は上級医官の劉医官により武官の修練場近くの医務室と決まりました…頭がぱっくり言っちまった…肩が外れた…気付け薬…と若手の医官を叩き上げるにはうってつけの場所にある医務室です。

片眼鏡モノクルの変人軍師の影響で、猫猫に対しては荒くれ物の武官でも敬遠するだろうという配慮からでしょうか?

ある日折れた木刀が腹に刺さったと…ひェ~…二十歳そこそこの武官が担ぎ込まれました…対処したのは李医官と老医官…何とか蘇生と治療をしたもののその後もひっきりなしに重症患者が送り込まれてきます。

その数は異常なほどまでの件数に登っていて…その理由が武官の派閥争いが盛んになったというのですが…強烈なカリスマが不在の間にそのような事態が発生したというのです…その変人軍師が都に戻り猫猫の周囲をうろついている…またまた猫猫が変人に鈴をつける役割に…?

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻13話:決闘とその代償?

猫猫のいる武官の修練場医務室には連日派閥争いの怪我人や重症人が担ぎ込まれています…主な派閥の巨頭は皇太后の安氏の一族と、時の皇后玉葉后の実家で有る玉の一族…それも玉葉后の父君の玉袁が深く関わっているようです。

西方から嫁いできた玉葉后を擁する玉の一族は新派閥と呼ばれる新興の名持ちの一族が中心、皇太后は元々の上級役人の実家の派閥に加え魯大将軍が控えているといった態です。

そんな日常にいる猫猫のところにまた急患が…どこかで見た顔の人間が介添えで…卯一族里樹の義母兄の()純…鳩尾に青あざを作って担ぎ込まれたのは恋文男こと辰の末席の憂炎…()純の妹・里樹を馬鹿にしたところを別の男にやられたという…その男h馬閃。

猫猫はしたり顔で既に合点していますが報告書を書かなければならない李医官は皇帝の側近たる馬の一族には畏れ多くて…そこで壬氏のお付き兼護衛でもある馬閃のこと…猫猫が事情聴取に立候補するのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻14話:二人はなかよし?

人間の皮を被った熊に熊っぽい男…李白と馬閃が木剣と小盾で打ち合っている…猫猫はこんな荒くれ者の巣窟にも変人軍師管轄の女医官としてむさい武官どもにすら遠巻きに警戒される…つまり顔パス以上の待遇でどこでも行けるわけです。

でも時々知らない武官が猫猫にちょっかいを出して皆んなをざわつかせる…今日も無謀にも3人組の武官が猫猫に管を巻く…人間の皮を被った熊・李白…が熊っぽい男の馬閃との果し合いにも似た稽古を放り投げ猫猫に助け舟を…3人は脱兎のごとく立ち去るのでした。

その後、馬閃に対する猫猫の事情聴取が始まります…それで分かったのが形は革鎧をつけての稽古であったこと…(卯)純が李白の部下として最近赴任してきたこと…そして李白と馬閃の2人はなかよしだったことくらいでしょうか。

更に卯の一族の内情…娘婿の度を過ぎたお戯れなど…そして卯の一族を継ぐものは遠縁の十歳にも満たない男児…里樹を娶すことも考えられ…馬閃の顔が赤から青に変わる…結果猫猫が弱さを武器にする(卯)純と同類にされ、憤慨しながら報告書を仕上げるのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻15話:矛盾と目的?

相変わらず武官修練場の医務室は商売繁盛で、変人軍師と言う上位捕食者が現れても役に立つ見込みも無く皇太后派と皇后派の武官のよる代理の諍いが続いています。

先日の折れた木刀を腹に刺された武官などは言葉ぶりから戌西州の出身であったり、変人軍師の部屋の王芳の死は辰の一族と関係が有ったり…あちらこちらで矛盾が見え明らかな目的が見えてきません。

しかし王芳が辰の一族の家宝について調べていたことから、何かが見えて来そうな気配と女華小姐の”翡翠の牌”の事も皇族がらみで高貴なあたりで気がかりな事だらけなのです。

そんな時に雀が猫猫の所に治療に訪れ駄弁ってた…背の高い方で名前が短い方の後輩が最近市井で薬屋を始めた男を捜していると猫猫に相談に…雀は目がギラギラ…心当たりがあるという猫猫にしがみついてでも花街に紹介した左膳の所について行く勢いです。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻16話:妤?

背が高くて名前の短い口数の少ない後輩医官の妤は開拓村の生まれでした…猫猫に紹介されて花街の薬師を訪ねてきたのは、止むに止まれぬ気持ちがあったからでしょうか?

猫猫が緑青館に紹介した薬師の左膳の後輩…克用にあった途端にそのたがが外れたのか馬乗りになってまでその薬師を殴り続けています。

開拓村は財を持たない貧しいものが多く、環境は決して恵まれたものではありません…妤が生まれ育ったところも然り…疱瘡で滅びた開拓村…克用は医学の知識があったにも関わらず村長から開拓村を追い出され…その後妤の村は疱瘡の感染に見舞われたのでした。

疱瘡が蔓延した時どうすれば…話は華佗の書にも及ぶのですが…緑青館の奥から「女華がやり手婆の後を継ぐ」という声が…やるせない気持ちに三姫のこの先も見え幼かった日々の華やかな光景が走馬灯となって過ぎ去ってゆく光景が猫猫の中に上書きされるのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻17話:禁猟区?

季節外れの狩猟…しかも禁猟区…獲物の解体に選ばれたのは異例の李医官と天祐そして猫猫…何でと言うことばかりが重なってて…その禁猟区が天祐の実家で…しかも禁猟区でもお偉いさんは許される…重なり過ぎで嫌な予感が…。

今回の猟は名持ちの会合で盛り上がった皇太后派の優秀な若者たちの集まり…そして猫猫の役割は解体ではなく毒見薬とのこと…行った先は月の君の天幕…水蓮に桃美そして馬閃に虎狼…表向き皇太后のお子である壬氏がお目付けとしているのも納得はできる。

そしてその話に加わるのが…翡翠牌を狙っていた王芳と言う存在…壬氏の調べではその翡翠牌は当時の皇子の遺体を腑分けして処分された華佗という皇族であり医官でもあった者の花押…翡翠牌を狙った王芳華佗の子孫であろう女華と天祐…そしてその故郷での狩猟…。

偶然が重なり過ぎている事で嫌な予感しかしない猫猫は伝説の毒鳥捜しに狩りに同行しようとしたところを押さえつけられ天幕の中…皇后派の新派閥に嫌われる壬氏…今回の狩りの辰・丑・申の名持ちの一族…辰と言えば恋文男…猫猫の不安は増すばかりなのです。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻18話:華佗の末裔?

狩猟に費やす時間は2時間…とてつもなく長い…退屈を貪る猫猫、そこにもう一人暇を持て余した天祐が李医官の目を盗んでのんびりと現れるのです。

狩りの獲物が届くまでは暇で…それとなんか俺の実家の方が燃えてるんだよなぁ…そこに壬氏の護衛を交代した馬閃が帰ってくる…桃美はその息子に猫猫と天祐を護衛して火事場に向かわせるのでした。

家事はやはり天祐の実家から…そして火をかけたのは狩りの若者で恋文男もいます…更にあろうことか今回の狩りの目的が皇族に害をなした印の翡翠牌をもつ賊退治と訳のわからない口上…かつて皇子を殺して生皮を剥ぎ化けようとした大罪人…なんか微妙に違う!

そこに現れた壬氏…天祐の父がもつ翡翠牌と日月が揃う牌を皆に示し…罪は不問に…若者達が火消しに奔走する中、天祐は家には華佗が書き残した書物があると…その一言で猫猫は頭から水を被り燃え盛る家に飛び込んでゆく…さすが漢大尉の娘…血は争えないという声が。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻19話:残された秘宝・前編?

辰の一族他名持の若者が大罪人の末裔の退治すると言うある意味狼藉とも言っても良さそうな火付けから救い出された天祐父は間違いなく華佗の子孫だったようです。

天祐父の曾祖母と医官の恋…その医官こそが華佗…既に死していたとはいえ皇子の身体を腑分けした罪人。

そして伝えられた翡翠牌…天祐父の兄は皇族の宝がどこかに隠されているとして翡翠牌の権利を主張し半分に割って持ち出した…それが女華の父と言うわけです。

華佗の子孫にはもう一つ貴重な医学書とも呼んでも良い”華佗の書”という秘宝が…興味津々の猫猫は壬氏につままれながらも2つに割れた翡翠牌を地図に当てながら、その在処を特定したのです。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻20話:残された秘宝・後編?

猫猫の推理は当たっていたようです…でもその前に火事場の猛火に包まれた猫猫は自力でその場所に行く事が出来ず、優しい壬氏様に米俵のように担いで運んでもらったようです。

目指す木は樹齢数百年の大木で幹の太さは猫猫が3人分といった所…馬閃がシャベルで木の周りを堀り始めるとやがて固い粘土のに突き当たり…それ以上は馬閃の馬鹿力では心配と猫猫が慎重に粘土を剥がして行きます。

粘土の中から出てきたのは一冊の書物が入った壺…早速猫猫が手を伸ばすと、壬氏が秘宝・華佗の書が破損すると取り上げてしまいます。

天祐父はそれを見て感慨深い思いがこみ上げて来たのか…罪人の末裔として過ごした日々…兄と息子との確執…そして飛び出した息子は因果にも外科の医官に…ほっとしている天祐父は曰く付きの秘宝を壬氏に託すのでした…その後ろでは猫猫がはしゃいで…。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻21話:帰り道?

何故に皇太后派の名持ちの若者たちは、あんなことをしでかすと皇太后の一子でもある皇弟が喜ぶと思うのかが不思議な壬氏でした…盛りだくさんのことが起こった一日が終わり猫猫と二人きりの馬車に乗って帰路に着きます。

それは壬氏にも責任があるという猫猫…高貴の身にもかかわらず何も意思表示をしてこなかった責任…ただ胡散臭い笑顔を後宮や王宮で振り撒いてきただけと言う猫猫の辛辣な物言いにプイッと子供のように振る舞う壬氏。

西都で子の一族を制圧した苛烈な皇弟とどちらが本当の姿なのか…どこの誰が壬氏が私刑を喜ぶと言ったのか…そんな2人が水蓮の手玉に乗って恋仲の男女が密室に…都に着くまでの長時間…何を?

壬氏とて殿方…我慢できなくなる…ぎゅっとするだけでなく噛むし舐めるぞと…でも出来ない壬氏に猫猫は幼い頃に小姐たちに教わった妓女の手管を悪戯するのです…そしてお互い居心地が悪いまま都への長い道のりを過ごすのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻終話:悪意をばらまく者?

名持ちの一族の中でも極めて弱い立場のものもいます…雀が訪ねたのは卯の一族で()を名乗らせてももらえないはぐれ者の武官(卯)純でした。

立場だけではなく武官としても底辺にいて、馬鹿にされこそすれ目の敵にになることも無い…その立場を利用して気の利いた冷たい水などを修練生にあてがって要らぬ噂で先導して行く…皇太后派と皇后派の争いの火種は(卯)純の悪意あるつぶやきだったのです。

それでも(卯)純は噓は付かずに真実しか言わない…それも人の本能を焚きつけるような本当の事を…壬氏様が私刑で喜ぶとは言わない…ただ西都で子の一族を討ち果たしたと…それで相手は壬氏を苛烈な人間と思い込む。

目的は様々…父や妹への仕返しで有ったり…気の毒と思う異母妹里樹には肩入れしたり…雀は自分と同種のその男を手先として弟子にしてしまうのです…ここに来て薬屋のひとりごと14巻の最後に…ろくでもない師弟関係が生まれたのでした。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻感想!

西都での猫猫は…猫を被って流されていた感が否めませんでしたが、14巻からは生まれ変わったように生き生きとしていませんか?

西都から帰り医官として務め始めた猫猫は羅の一族と言う立場のみならず、後宮や宮廷で築いて来た人とのつながりを縦横無尽に活用しながら大活躍を見せてくれます。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14感想!

薬屋のひとりごと原作小説14巻について感じるのは、猫猫を始め取り巻く人々…つまり後宮や宮廷の世代交代…王都と担う次の世代の成長ぶりが見られるところでしょうか。

特に、猫猫の謎解きの場面や羅半兄の恋愛の進展、宮廷内の派閥争いなどで登場する若い武官や医官たちの活躍が気になるところです。

読者の一部では、猫猫と壬氏の仲に進展がなかなか見られないことに物足りなさを感じているようですが、21話で描かれる馬車の中の風景などを見ると中々どうしてドキドキさせてくれます。

いづれにしても次世代の茘(リー)の国を背負って立つ者達の更なる成長とそこに繋がって行くであろう恋バナと権力闘争が徐々に核心に近付いて行っているようにも感じてもいます。

 

薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻レビューまとめ!

ここでは”薬屋のひとりごと14巻に対する評価などを見ていきましょう。

洞察女子
洞察女子
様々な所で派閥争いとからちょっとした小競り合いが…これは茘(リー)にとって良くない兆しだわ?
壬氏の天使
壬氏の天使
夜伽は不発に終わったけど、まだまだチャンスはたくさん…華佗の書を捜しに行く猫猫米俵を担ぐ壬氏は最高!
読書ガール
読書ガール
緑青館の三姫の一人で目立たなかった女華がまさかの…?次のやり手婆とはこれいかに?
要チェックウーマン
要チェックウーマン
雀と(卯)純の不穏でろくでもない師弟関係こそ要チェックョ!

 

まとめ

今回は、薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?と言うテーマで進めてまいりました。

名持ちの派閥を自らの手で動かし…その先の国をも動かそうとする跳ね返り世代はいつ世にもどの国にも必ず姿を現します。

そこに自然体で立ち向かって行く者たちこそが、次の時代を背負う主役たちになって行くように思います。

素直な心と大胆な行動、そしていつもときめいている者が周囲に振りまく明るさこそが希望なのでしょう。

茘(リー)の国の次世代の王女はそんな人なのかも知れませんね。

それでは、薬屋のひとりごとネタバレ小説14巻!秘宝・華佗の書の行方?これで終了とさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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