今回のテーマは、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?と題してお伝えしてまいります。
自分の娘がいじめをしていたとしたら、そしてそのいじめを受けていた子の心が著しく傷ついていたとしたらあなたならどうしますか?
小さな子供であろうと1人の人間の尊厳を前にしてあまりにも小さな力しか持たない非力な存在。
親も先生もそれを何とかしようとあたふたするばかり。
しかし問題を抱えたままで、いじめた子もいじめられた子の方も成長は止まらない。
1つの過ちと一緒に巨大な暗雲が大きく成長して行く。
取り返しがつかなくなる前に…などと考えている間にどんどんと手が届かない化け物のような事象に変化して行く。
あなたは、いじめという言葉から何を想像されるでしょうか?
TVのニュースは人ごとと思いますか?
それでは、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?早速進めてまいりましょう。
Contents
娘がいじめをしていましたネタバレ全話!
しろやぎ秋吾さん(@siroyagishugo )
『娘がいじめをしていました』
この話を読めてよかった。余韻がすごいです。#semi_comicessay pic.twitter.com/nxmO49EJFi— グラハム子 (@gura_hamuco) May 8, 2023
このお話は幼馴染の女の子が5年生という多感な時期に足を踏み入れた頃のお話になります。
片方はいじめる側、もう片方はいじめられる対象として話は進んで行きます。
いじめる側は人としてやってはならない事をしてしまったわけです。
それによりいじめられた子は深く傷つき、時にはそこで歩みを止めてしまう事態にも…。
裁かれる側はいじめた方にあることは明らかです。
しかしいじめた側にそれによるハラスメントが生じるといじめられた子を放っておいてでもいじめた子の尊厳を守ろうと大人たちは必死に立ち回ります。
その時点ではいじめる側の子への扱いが目立つからです。
最初のいじめは目立ちません…秘め事のように進んでゆきます…だからこれくらいの事で済まそうと大人たちは必死に立ち回ります。
どこかが違う…絶対に違うと叫ばなければ…。
娘がいじめをしていました:プロローグ!
テレビで小学校の児童が校舎の屋上から転落死した事故が報じられています。
遺書が見つかったことから…いじめを苦にして…。
遺族の訴え…学校の言い訳…子供たちの噂…近所の反応…。
そして番組はまた次のニュースを伝えて行くのでした。
第1章:娘がいじめをしていました!
ちくちく言葉は言っちゃいけない!
でもやっちゃいけない事が楽しい年ごろ?
最初はいたずらから始まったのかも~未だ野蛮な紳士淑女たちは次第にエスカレートして行く…?
娘がいじめをしていましたネタバレ第1話:うちの子に限って!
赤木家:
母加奈子:39歳、スーパーのパート…中学の時にいじめられたことがある。
父祐介:40歳、会社員。
娘愛:小学校5年生、赤木家の長女…活発な性格。
TVニュースが報じたいじめの事件は愛と同じ11歳の子供の身に起きた不幸でした。
赤木夫妻はいじめた子の親は気付かないのかと…特に夫の祐介は自分の子供のことが分らないなんてと自信満々です。
話しはひとしきり小学生のスマホ談義に及び、分が悪くなった祐介はお風呂にかこつけて一時休戦です。
娘の口から出て来る新しい友達の名前に母の加奈子は成長に従って娘の今の人間関係が分らなくなっていることに思い至りますが、親があまり首を突っ込むのもと思い至ります。
- 学校でいじめなんてないよね?
一つの会話として投げかける母加奈子でした。
愛の答えは?
- みんな仲良いよ、ウチのクラス!
うちの子に限ってと少し安心する母加奈子でした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第2話:娘の様子がおかしい!
馬場家:
母千春:40歳、事務職…他の家庭との交流は少ない。
父大樹:43歳、会社員。
娘小春:小学校5年生、馬場家の長女…おとなしい性格。
馬場家でも聞くともなくTVのニュース番組が流れていた様子です。
夕食の支度に余念のない母千春に-お母さん、私ね…-と口籠る娘の小春の姿がありました。
そこに父大樹がお風呂から上がって姿を見せたのを契機に小春は-なんでもない、おやすみ-とリビングから去ろうとするのでした。
母親の勘でしょうか、小春の身に何かを感じた千春は父親の前では言いづらいと察したのか小春をドライブに誘うのです。
車の中では明るく振る舞う母千春に対して俯きがちの小春でした。
小5という多感な時期に入っていく娘に自分のその頃の悩みなんかを合わせて何かを引き出そうとする母。
でも今度同じクラスになった小さいことによく遊んだ愛ちゃんの話に及ぶと小春は急に黙りこくってしまったのです。
そして顔をクシャクシャにして泣き出してしまった…。
娘がいじめをしていましたネタバレ第3話:そして事件は起きた!
家に戻った千春は娘が寝静まったのを確認して夫の大樹に小春の様子を話すのでした。
幼馴染の愛ちゃんに嫌がらせをされている…無視される…それ以上は話してくれない小春。
心配しすぎなのか、それでも念の為に明日の朝先生には伝えようとその日は終わるのでした。
翌日になって千春は気を遣いながらも先生に電話を入れていつも通り仕事に出かけたのです。
それから数日たち小春は先生に話を聞かれたとは言いましたが、学校からは何の音沙汰もなし。
愛ちゃんの親御さんにも連絡を入れようと悩んだけれど、それも時期尚早と思い直すのでした。
千春にできることは娘と学校を信じて待つことだけでした。
そしてできるだけ小春のそばにいてあげる…そんなことを考えながら娘の帰りを待つ日々でした。
そしてその日は訪れたのです!
小春がボロ布のように汚れた服装で膝から血を流して無言で帰って来たのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第4話:別に何もないよ!
娘の愛の同級生馬場小春ちゃんのお母さんから加奈子の携帯に着信が入りました。
何だろうと思って電話に出たところ思わぬ話で混乱に陥る加奈子でした。
愛が幼馴染の小春ちゃんをいじめている、更に今日小春ちゃんは怪我までさせられて帰ってきたと言うこと!
それで明日の午後に馬場家に謝罪にきて欲しいと言う要件でした。
家に帰った加奈子は先に帰宅をしていた愛に自分の気持ちを落ち着けるためか最初は何気なく話しかけるのでした。
そしてその話もされげない言葉で問いかけられました。
- あなた今日小春ちゃんと何かあった?
その問いかけに普通に笑顔で-何もないよ-と答える娘でした。
加奈子は食卓のテーブルでコーヒー飲みながら更に落ち着こうとしますが、その手は勝手にスマホで“子供 いじめた時”とググっていたりします。
そしていじめが本当だったとしたら、愛のあの笑顔は何…コワ…気持ち悪…。
加奈子も子供の頃いじめにあった経験があるのです。
…どうしよう…許せないかも…冷静に話できないかも…。
娘がいじめをしていましたネタバレ第5話:そんな子に育てた覚えないわよ!
夜、夫の帰宅そして重苦しい空気、加奈子は夫の祐介に馬場小春ちゃんのお母さんからの電話の話を切り出すのでした。
母に問い詰められる娘、庇おうとする夫…悪気があったようじゃなさそうだし、もういいんじゃない…?
そこからエキサイトしてしまった加奈子は、愛を疑っていること…明らかに嘘をついていたこと…ケガもわざとやったと思っていると捲し立て明日の馬場家への謝罪は親子3人でいくことになったようです。
- そんな子に育てた覚えないわよ!
そして一応晩御飯は3人で食べてその日は終わりました。
娘がいじめをしていましたネタバレ第6話:わが子が憎い!
娘の愛を怒鳴るしかなかった加奈子の本心、それはどんな感情からくるものだったのでしょうか?
夫の祐介は、愛のために嫌な役をやってくれてありがとうと言われましたが…それだけじゃない感情の昂り。
被害者ぶってなく姿…そして最初に聞いた時のあの笑顔、本気で悪いなんて思っていない…自分をいじめたあの男子生徒と笑顔が重なる…。
- わが子が憎い!
中学の時のいまわしい記憶が加奈子に甦ってくるのでした。
あいつらにとっていじめはただの遊び…やられた側の気持ちなんてわからない…一生許せない気持ち…今でも彼らの不幸を願っている自分…。
スマホの検索を見ながら答えを導こうとしてもいじめっ子の愛を理解することは…?
- 今の私には無理だ!
娘がいじめをしていましたネタバレ第7話:馬場家へ謝罪に!
土曜日になって馬場さんの家へ謝りにいく、謝らせてくれるだけでもまだマシ。
今日の機会がないままに放り出されたとしたらこのまま愛を許せなかったかも知れない。
- 今日で区切りをつけよう!
そんなふうに考えていた加奈子は気持ちの整理もつかないまま小春ちゃんの家に着いたのです。
玄関を開けて出迎えたのは低姿勢の小春の母千春でした。
しかし家の中に入ると千春は皆の前でポツポツと本心を吐露して行きます。
学校も誰も聞いてくれない、小春の苦しみや気持ちをどうやったらわかって貰えばいいか。
今日小春はいじめっ子愛に会いたくないって言っています。
そしていじめっ子愛に小春がどんな気持ちになったかちゃんと考えろと言います。
これらの言葉は本当にいじめっ子愛の心に刺さり、小春ちゃんの心の解決になっているのか疑問に思いながら。
娘がいじめをしていましたネタバレ第8話:本当にすみませんでした!
ここで馬場家と赤木家の話し合いだけで解決するような問題ではないことを知っていたのは誰かいたのでしょうか?
一応の謝罪-本当にすみませんでした-の言葉だけが空虚に漂います。
そして帰り際に少しだけ顔を出した小春ちゃんの思いは誰が理解していたと言えるのでしょうか?
それを証明するかのように赤木家の帰りの車で加奈子が思う事は自分のいじめと重ねた上でも謝るしかなかったことと、小春ちゃんが不登校になったら困ると思うことだけ。
祐介に至ってはきちんと謝れたといじめっ子愛を持ち上げたうえに親として気付けなかったことをいじめっ子愛に謝る始末です。
どこに小春ちゃんの気持ちは漂っているのでしょうか?
第2章:謝ればそれでおわりでしょうか!
一度ついた心の傷は戻ることはないのです。
傷つけたことを謝っただけで終われると思っている、反省して2度と繰り返さなければそれで良いのでしょうか?
赤木家はこれでいったん区切りをつけられたのでしょうか?
そして残された小春ちゃんと馬場家はこのあとどうなるのでしょうか?
娘がいじめをしていましたネタバレ第9話:告発!
夏休みも今日で終わり、宿題を確認する加奈子は愛が作った“STOPいじめ”の人権ポスターに目を止めます。
小春ちゃんに酷いことをした自覚は愛にもあるようで、大事なことだからみんなにも伝えたいと言います。
そしてそのことは突然愛と赤木家に襲いかかりました。
いじめた側は反省すればそれでいいの…人権ポスター何んか作っちゃて気付けたことを美談にしている…そして相手にやったことは謝罪だけ…。
スマホ片手に物思いに耽る加奈子でした。
#拡散希望#いじめ告発、愛の写真付き実名でいじめを告発するSNSが投稿されていたのです。
誰のものか分からないコメントには“こいつ人生終わったな”の文字。
加奈子は全身の血が逆流するような焦りを味わうのでした。
- 何よこれ!
娘がいじめをしていましたネタバレ第10話:あの日からの馬場家!
一方の馬場家の6月末に戻ります。
赤木家が謝罪に来てから1ヶ月小春は学校に行けていません。
不登校になってから数日は担任の先生も身に来てくれ、愛さんも反省していることを伝えていました…つまりやっと最近になって担任はいじめっ子本人から聞き取りを行ったというありさま。
更に赤木家と直接話をして謝罪を受けたことを…学校行ってくれば間に入ったのにとか、謝ってもらえて良かったとか…。
そのうち担任も来なくなり、今日の休みを電話で連絡するだけになっていったのです。
学校からのプリントは小春の同級生がその日のプリントを持ってきてくれたのを千春は遅れないように一緒に勉強を見たりもしていました。
そして時折翌日の学校の準備をしたりもしましたが、朝になるとやっぱり行けないのです。
学校に行きたい気持ちはあるけど、今は心が疲れて動けないだけと小春の気持ちを千春は代弁して理解しようと努めていたようです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第11話:人ごと!
千春の職場で学校がうまく行かずにフリースクールに通う6年生の子供の親がいたようです。
その話すらどういうことなのか理解できずに陰で詰る同僚の姿も見えます。
しかし千春にはこのことはある意味ためになる情報で、自分が何も知らないことに気付けた機会でもあったようです。
家に帰り職場で聞いたフリースクールのことを小春にも話してみる千春、小春はよく分からないけど心配してくれるお母さんの気持ちが嬉しかったようでもありました。
夜になり夫の大樹が帰宅しフリースクールの話を持ちかけた千春でした。
しかしフリースクールの話は夫には飛躍しすぎに聞こえたらしく、子供が学校をリタイヤすること自体が受け入れ難いことのようでした。
更にこの事態を生んだのは千春が騒ぎすぎたからとでも言いたそうな口ぶりでまるで人ごとの様子です。
それをドアの向こうで聞いていた小春は、また一つ進む先を閉ざされたと感じていたのでしょうか?
娘がいじめをしていましたネタバレ第12話:相談!
夏休みに入って小春は学校が休みであることで気が少しでも楽になったのでしょうか、毎朝きちんと起きてこれるようになったようです。
でも人に会うのが嫌だと外に出かけられない小春に大樹は次の連休に遠出をしようと持ちかけるのです。
大樹は大海原の開放感に絆されてか、小春に学校や人生について語り始めるのです。
そして千春がなん度も飲み込んだ“頑張って学校に行こう”という言葉を最も簡単に言ったりしていました。
小春と千春が俯いているにも関わらず。
職場で陰口を叩かれているフリースクールに子供通わせている大橋さん。
千春は学校だけが全てではないと思おうと思い切って大橋さんに声をかけフリースクールのことを教えてもらいました。
しかし千春の本心はやっぱり小春からは普通に学校に通って欲しいという願いがあるのです。
資料をもらおうとフリースクールの前を通りましたが、結局は素通りしスーパーで買い物をしています。
そこに居合わせたのが放課後プリントを届けてくれる詩織ちゃんのお母さんの清水さんでした。
この心のモヤモヤを夫にも相談できない千春は、この頼りになりそうな清水さんに学校で起きたいじめの悩みを相談するのでした。
正義感あふれる清水さんは親身になって千春の話に耳を傾けるのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第13話:学校に行きたい!
小春の同級生詩織ちゃんの親御さん、清水さんに引き出されるままに千春は今までの全てを話してしまいました。
そして少しだけ晴々とした気持ちで帰宅をすると玄関で待っていた小春が待っていたようにいうのです。
- 私やっぱり学校に行きたい、9月から頑張ってみる!
…でも急に教室に入るのが怖いから保健室からでもいいかな…あとね、みんなが帰ったあと教室見てみたい…教室に入る練習できたらお母さんも来てくれる…。
- よし、じゃあ一緒に準備しよっか。
小春の中で起きた変化が嬉しい千春でした、が翌朝になるとやはり心が萎えてベットから起きられない小春がいるのです。
さすがに千春も込み上げてくるものがあり怒りをぶちまけてしまいます。
- もう知らない、ずっとそうやって逃げてなさいよ。
娘がいじめをしていましたネタバレ第14話:謝って済む話じゃないんだよ!
頑張ってみたけどやっぱり学校に行けない小春に怒りをぶちまけてしまった千春でした。
心に強い後悔の念だけが溜まって行きます。
清水さんの言葉がよみがえってきます、それって立派な犯罪だよ!
私たちは全然済んでいない、謝って済む話じゃないと言って決心したようにスマホを取り上げるのです。
一方の赤木家では加奈子がSNSの実名写真入りのいじめ告発の投稿を見て震えているところでした。
警察に電話しようと思い立ったところで愛が学校からずぶ濡れで帰宅します。
誰かが間違えて傘を持って帰ったという愛、そんなはずもなく胸騒ぎを覚えざるを得ない加奈子でした。
第3章:娘のこと何も知りませんでした!
SNSをはじめとするネット社会での私刑、小さな1人の指から発信される情報の威力は凄まじく世界に広がって行きます。
朝ネットを開くと滅入るような情報の渦。
人は神にでもなったかのように私刑とも言える写真や動画を晒し続けています。
毎朝気が滅入るのは僕だけでしょうか…?
娘がいじめをしていましたネタバレ第15話:解決した気になっていた!
幼馴染で仲が良かった小春ちゃんと愛ちゃん、土砂降りの日でも会いたくて仕方がなく公園で2人だけで約束をしていました。
2人の親の千春と加奈子も連絡先を交換して良い関係を築こうとしていました。
しかし事態はいじめがネットに晒されることで更に深刻さを増してゆきます。
一度謝罪をして解決したハズのことが蒸し返されるどころかエスカレートしている。
やったのは馬場さんなのか、ドス黒い疑惑の念が加奈子と祐介に湧き上がってきます。
こんなやり方フェアじゃない…解決した気になっていただけだった…一応削除要請はしておいたけど…私たちにどうしろと…。
でもSNSに誰が晒したのかは分からないまま翌日には削除されましたが、大きな疑念は消えず馬場さんに電話もしてみましたが繋がる気配もありません。
既にみんなが愛がいじめをしたことを知っている。
翌日には疑惑が恐怖となって襲ってくるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第16話:知られてる!
加奈子はPTAの会合で慌ただしく出かけようとしています。
一通り夕食の準備を終えお父さんが帰ったら先に2人で食べるように愛に伝え家を後にします。
しかしこのところ表情の暗い愛は、加奈子に声をかけられても上の空で生返事が帰ってくるのみです。
PTAの会合は間もなくやって来る運動会の準備についての相談でしたので、議題もスムーズに進み担任の先生の挨拶で早々に解散となりました。
その時父兄の中から清水さんから先生に声がかかります。
- 先生いじめについて把握していらっしゃいます…小春ちゃんのことです?
まくし立てるように話す清水さんに-あの…清水さん、ここでは-と話を止めようとします。
それでも納得しない清水さんはそんな先生の態度を批判しながらネットに上がっているいじめの動画の件にも言及するのです。
PTAの会合は騒然としますが、先生は事実確認中とここでの話を打ち切ることに必死な様子です。
一方の当事者の加奈子は教室が騒然としている内に一人ひっそりと抜け出すのでした。
- 知られてる…馬場さんが話したんだ!
娘がいじめをしていましたネタバレ第17話:いじめの動画!
気が動転している加奈子は、最悪な態で車に戻り、清水さんの言葉を思い出します。
- ネットに動画…何のこと?
SNSを開き検索窓に赤木愛と入れます…赤木愛のいじめ、証拠動画もあるの#拡散希望!
愛が小春ちゃんをいじめている動画が鮮明にアップされていたのでした。
加奈子が見たSNSの動画の内容はあまりにも悪質ないじめで人の尊厳を脅かす見るに堪えないものでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第18話:自業自得なんじゃない!
その動画は丁度加奈子が中学の時にウケていたいじめと全く同質で一緒のものです。
家に帰った加奈子は祐介の声も耳に入らずすぐに愛の前で仁王立ちで見下ろすのでした。
- バチン!
加奈子の平手が愛の頬を叩く音…もういい…どうでもいい…顔も見たくないわ…きもちわるい…。
叩いただけに飽き足らず娘を攻撃する言葉が次から次と発せられます。
翌朝の投稿前の時間、愛は加奈子に学校に行きたくないと訴えます。
- 私、いじめられているんだ!
その娘の言葉にも‐自業自得なんじゃない‐と冷たい言葉を言うしかない加奈子でした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第19話:絶対何とかするから!
一方の馬場家では千春が最近よくスマホをいじっていることを大樹が少しなじるのですが、小春の事を相談に乗ってもらっているだけと取り合ってもくれません。
昼間は街のカフェで清水さんといじめ問題についての解決策を模索している千春でした。
千春にしてみたら小春が元気に学校に通えればと思うくらいで罰とかやり返すとかまでは考えていませんでした。
でもその姿勢を甘いと言う清水さんはSNSに投降されていたいじめの動画を千春に見せてしまうのです。
その動画を見た千春はあまりの内容に気分が悪くなり一人トイレに入って嘔吐するのでした。
夏休みの過ぎると小春は母から何か言われることを避けるように益々部屋に籠りがちなって行きます。
そして千春は明日学校に行って先生たちに小春の事にしっかりと向き合ってもらうように申し入れてくると言うのです。
そして小春にも何か言いたいことはとドア越しに聞くのですが返事は帰って来ません。
千春はそんな小春を慮って‐お母さんが絶対何とかするから‐と語り掛けるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第20話:許さなきゃダメかなぁ!
千春は学校の校長室で校長先生と担任に詰め寄っています。
…赤木さんを今すぐ転校させてほしい…二の足を踏む校長に転校が無理なら絶対に目に入らないようにする事…担任も変更して安心できる体制を…報告書と計画書を直ぐに作成し赤木夫妻も含めて保護者会で説明すること…。
とにかく小春を元に戻してほしいと訴えかけるのでした。
校長室を出た千春は5年1組の教室に立ち寄ります。
壁に貼ってある習字などの掲示物に自然と目が行きます、そして赤木愛と書かれた机の椅子を引くと丸められた紙屑が転げ出てきました。
しわくちゃの紙を広げてみると…心無いいじめの言葉が書かれていて…愛が今いじめられていることが分るのです。
家に戻った千春は学校での出来事をひとしきり小春に話すのでした。
愛が今いじめられていることも含めて…ざまあみろ…今度は愛が苦しむ番だ…。
千春は自分の考えていることが分らなくなり涙で前が見えなくなります。
部屋のなかから小春の声が聞こえます。
- 愛ちゃん許さなきゃダメかなぁ。
本当にもうどうしたらいいのか分からなくなるほどつらい日々がまだまだ続きます。
娘がいじめをしていましたネタバレ第21話:悪夢!
加奈子は悪夢にうなされています。
郵便受けを開けると大量の誹謗中傷の書き込みが雪崩うって飛び出してきます。
それを拾い集めていると背後から心無い非難の声がこだまします。
更にそこから慌てて走って逃げだすと誰かに足をかけられ床に転げてしまします。
そこから起き上がると中学の時のいじめの風景が…そしてその白い花に彩られた机に座っているのは誰でもない娘の愛でした。
愛を助けようと悲鳴を上げて抱きかかえると、その子は小春ちゃんに変わっていたのです!
娘がいじめをしていましたネタバレ第22話:また事件は起きた!
汗びっしょりで悪夢からさめた加奈子を心配そうに見つめる祐介は通り一遍のことしかいつも言いません。
…SNSは見ない方がいい…外野の物言いを相手にしてたら消耗するだけ…ウソの情報やあんまり酷いのは弁護士に相談してみる…だからママは愛だけを…。
何で愛の担当は私だけなのか…パニックに陥っている加奈子は夫に愛がいじめられていることも伝え、更に自分もそれに拍車をかけるように愛に向き合うことなど出来なくなってしまっていることも叫ぶのです。
それでも夫は‐何も知らなくてごめん‐と言うだけ…。
げっそりと瘦せこけた加奈子のある日の夕方、学校からの電話が鳴るのでした。
- え?愛が事故にあった…?
救急車の音が空しく街を駆け巡って行くのです。
第4章:私たちは間違っていたのでしょうか!
何故いじめが無くならないか、それがエスカレートして行く過程を見れば少しは見えて来るのではないでしょうか?
自分は違うんだという感覚…そんな程度の違いは何も変わらない。
あいつは違うんだという感覚…そんなのも何も差はない。
差別と区別…それもほとんど意味がない。
人を知る前に己を知れ!
娘がいじめをしていましたネタバレ第23話:私のせいだ!
SNSに晒す私刑から現実に制裁を加えるまでにエスカレートしたいじめっこ愛の存在。
自分の行動をネットに上げながら小学校の周辺をうろつきます。
そして‐いじめっこ、見つけた‐という書き込みがリアルタイムに更新されてゆきます。
加奈子は自分が愛を守らなかったから…私のせいだ…意地を張ったから…と後悔の思いに苛まれながら病院へ走り続けます。
見てくれた医師によれば、不幸中の幸いに愛はかすり傷程度で脳にも異常は無いという事で帰宅の許可も下りたようです。
加奈子はホッとして病院の床にへたり込みますが、ホッとしたのも束の間で警察から声がかかるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第24話:ごめんなさい!
警察によると愛は下校途中背後から近づいた原付バイクに蹴り飛ばされたとのことです。
容疑者も警察に確保されたとのことですが-やり返されて当然だ-と供述しているとのことです。
加奈子は心当たりがないか聞かれるのですが、即答で有りませんと答えてしまいます。
そのあと思い直したように学校でのいじめの経緯を語るのでした。
警官からは同じようなことが繰り返される可能性があるとのことで愛を暫く一人にしないように言われ、更に困った事が有ったら警察に連絡を入れるようと念を押されたようです。
学校からは担任の先生も駆け付け、愛が自分の犯した間違いに気付けたことを評価し愛守りうと言うのですが…加奈子にはこの先生が今度は愛がいじめられていることを知っているのだろうかという疑問が残るのでした。
病室を出た加奈子と愛、待合室の椅子に腰かけ二人きりで話し始めます。
つけ放されたと思っていた母が心配してくれたことで愛はぽつりぽつりと気持ちを話し始めます。
…嫌われたくなかった…友達にもママにも、小春ちゃんにあんなことしてまで…全然うまくいかなくて…みんなに嫌われちゃった…いい子じゃなくてごめんなさい、いじめなんかしてごめんなさい…。
…ママもごめん…愛から逃げてごめん…。
- ごめんなさい。
娘がいじめをしていましたネタバレ第25話:限界の日々!
赤木家へのバッシングは更に激しさを増し情報も更に拡散されてゆくのです。
家の住所も特定されゴミを投げ入れられたり、祐介の勤め先にまで嫌がらせの電話が入るまでになっていました。
いつも誰かに見張られている感覚、そろそろ限界に近づこうとしていたある日?
いじめの件で学校から保護者会に出席してほしいという連絡が入ったのです。
一方の千春は校長先生と担任から保護者会で説明する報告書の説明を受けています。
学校側を糾弾する千春の厳しい目、ことここに及んで被害者ことも解決できない学校が加害者の心のケアを報告に盛り込んでいる上辺だけの体裁を並べた報告書を手厳しく指摘して行きます。
更に千春が、一番事情をよく知っている愛ちゃんの出席を求めたところ、出来ないという返事!
被害者は放っておいて加害者は手厚く守ろうとする、学校はどちらの味方なのか問い詰めて行くのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第26話:手紙!
加奈子が愛から受け取った封筒‐手紙書いたんだ、小春ちゃんに‐!
キチンと自分の気持ちを伝えたいと愛は言います。
加奈子はキツイと分かりながらも愛に問いかけて行きます。
…自分だったらいじめた子の手紙を見たいと思うか…愛を思い出したくもないかも…余計に傷つけるかもしれない…。
それでも届けたいと愛は涙を流して母に訴えかけます。
加奈子は勇気を振り絞って馬場家に向かいます、愛から小春ちゃんへの手紙を届けるために。
千春は加奈子の顔を見た途端に激高し更に手紙のことを危機更に怒り狂います。
それでも引き下がろうとしない加奈子を去らせるためにひったくる様に小春への手紙を受け取り破り捨てようとします。
それでも手紙を破ることが出来ず、げた箱の上に置いたまま愛と加奈子への憎しみを保護者会にぶつける決意を固めようとするのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第27話:保護者会!
そして保護者会は開かれたのです。
加奈子は半ばヤケクソ気味に一人参加しています。
その加奈子を睨みつける他の保護者の刺すような視線。
そんな雰囲気にすっかりのまれてしまっている校長先生と担任。
発言が許されると堰を切ったように厳しい言葉が加奈子に浴びせられてゆきます。
小さく縮こまった加奈子はそんな保護者達に小さな声で‐私が悪いです‐と話し始めるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第28話:私は…!
娘がいじめをしている事にも気づくことが出来なかった、そのことを情けなく思い恥ずかしくも思い忘れたいと思う自分がいたと加奈子は自分の気持ちそのままに話して行きます。
もう取り繕う事など出来ない、正直に思った事考えたことを話さなければと思う加奈子でした。
今度は自分の子供がいじめられる立場になって事の重大さに気付くようなバカ親…。
そのように加奈子が話すと再び保護者から声が上がります。
…何お話だ…誰がいじめられてるって…話しをそらさないで…。
そして更に厳しい意見が出始めます。
自覚しているならおとなしく退け…クラスに必要ないと言っている…どんなに反省しても馬場さんの傷が癒えることはない…。
そうふられたのを機会に今度は千春が話し始めます。
- 私は…。
娘がいじめをしていましたネタバレ第29話:やっぱり間違っていた!
千春の言葉に保護者会に出ていた親たちが一斉に振り返ります。
“くだらないと思う、みんな自分を守る事しか考えていない”!
…愛さんがいじめられていることは本当だと思います…きっとみんなから…自分の子供は人をいじめないって思っていますか…。
千春の言葉に保護者の間から怒号が飛び交います…うちの子がそんなこと…あんたの為にわざわざ来ている…馬鹿にしないでよ…馬場さんおかしいですよしっかりして………でも待って?
保護者も気付き始めます。
…あの動画を撮っていたのは誰…一緒にいじめていたんじゃないか…周りで笑っていた子も共犯…知ってて止めなかった…黙って見ていたヤツ…ネットにアップしたのも愛ちゃんへのいじめ…標的を変えたってこと…………違ううちの子は関係ない。
そんな光景を皆型千春は小春に心の中で詫びるのでした。
こんな糾弾が小春にとって何の意味があると間違っていたことを詫びるのでした!
娘がいじめをしていましたネタバレ第30話:話してくれてありがとう!
家に帰った千春はげた箱の上に置きっぱなしにしてしまった愛ちゃんからの手紙がなくなていることに気付くのです。
その手紙になんて書いてあっても小春は自分の気持ちに正直に…母さんは許せなかった…小春の声も聞かないで一人で突っ走ってしまった…母さんのことも気にしないで自分に正直に…ごめん。
そしてようやく小春は母に自分の本当の気持ちを話して行くのでした…。
- 話してくれてありがとう!
娘がいじめをしていました胸糞の最終回ラストその後?
本日の注目本#しろやぎ秋吾 『娘がいじめをしていました』(KADOKAWA)
誰しも自分の子どもに限って・・・と親なら思うだろう。
そんな、ままならない日々を描くコミックエッセイ。
いじめ問題を加害者、被害者双方の視点から描く。 pic.twitter.com/XotBGNdF5a— 走る本屋さん 高久書店 (@books_takaku) March 30, 2023
怖かったと小春は言います…負けたくない気持ちもあった…何が面白いのかわからなかった…笑えば受け入れられたのか…でも辛かった。
それでもごめんという子供の気持ち、自分が悪いと言う子供の気持ち…全てを包み込んで時折抱きしめてあげてほしいと思います。
娘がいじめをしていました:エピローグ
12月のある日、ここで暮らすことは出来ない。
SNSの炎上は1ヶ月程度で皆が興味を失ったのか鎮静化したようです。
でも一度公開された情報は完全に消えることはなく、その後も嫌がらせがなくなることはなかった。
赤木家は逃げることを選択するしか方法が無かったようです。
逃げても何も変わらないかもしれない、いじめた事実は無くならないから!
いじめた事実が無くならないのと一緒にいじめられた人の傷も消えないから。
引っ越しの日、赤木家のポストに小春ちゃんから愛あてのお手紙が入っていました。
愛のお手紙は小春に渡ったようです。
しかし愛に小春ちゃんの傷を癒せない事は加奈子がよく知っています。
愛は一生背負って生きて行かなければならないとも思う。
小春ちゃんが許してくれず、世界中の人が許してくれなくても愛を1人にはさせない!
加奈子も一緒に背負って行くことを心に決めるのでした。
娘がいじめをしていました・その後①!動画を撮ったのは誰?
このお話の”その後“を考察してみましょう。
いじめの動画を撮ってSNSに公開したのは清水詩織ちゃんで確定で良いでしょうか?
愛が風呂から上がって両親にスマホをねだった理由の一つに‐詩織ちゃんに一緒に動画撮ろうって誘われた‐と言う場面があります。
更にその言葉を言う時の
この時、既に小春へのいじめは始まっていたようです。
更にいじめが発覚し、小春が不登校になった時に家にプリントを届けてくれたのも詩織ちゃんでした。
犯人は現場に帰る?
SNS動画がどこから投稿されたかという事は、事件捜査の現場では比較的よく実施されているものでこの線で探ればたどり着けること確実です。
詩織ちゃんの母親の清水さんは親身になって千春の相談に乗ったりしていましたが、それは娘がいじめの黒幕であることに気付いたからではないでしょうか?
情報操作して、学校側も混乱に陥れ娘に類が及ばないように画策していた。
十分に考えられることです。
更にうがった見方をすれば千春にその動画を見せたのは清水さんでした。
この違和感に千春が気付いたとき、第二の”娘がいじめをしていました”が始まるのではないでしょうか?
娘がいじめをしていました・その後②!いじめの黒幕探しから学校崩壊?
愛はクラス仲間に嫌われたくなくて幼馴染でおとなしい小春ちゃんを標的にしてしまったのでしょう。
しかしいじめた側が愛一人ではない事は確実な事です。
更に小春ちゃんから愛へと標的を変えていじめを続けた者達はその後どうなるのでしょうか?
保護者会で校長先生と担任は”この件については調査して後日改めて”と父兄に約束をしています。
そしてその事は描かれずそのまま12月の暮れになって逃げるように街を後にする赤木家が描かれます。
この件はきっとクラスから学校そして教育委員会崩壊を引き起こすものと思われます。
娘がいじめをしていました・その後③!最初に愛をSNSに晒したのは誰?
これは小春の母千春に間違いないでしょう。
千春は夫の大樹が指摘しているようにいじめ問題がこじれ始めた頃からよくスマホをいじっていました。
これは一見支援者を装うの清水さんに連絡をしているという見方も出来ます。
しかし、千春がスマホを見て何か決心をした次のページに加奈子がSNSで我が子が晒された投稿を発見した場面が描かれています。
これは意図的な構図ではないでしょうか?
これも清水さんが娘の詩織ちゃんの動画投稿の事実を混乱させるために誘導したのだとすれば全体の構図も見えて来るのではないでしょうか?
写真投稿は清水さんに絆された千春であり、その少し前に詩織ちゃんが動画投稿をしてしまった事を清水さんは気付いてしまったのではないかと考えています。
娘がいじめをしていました・その後④!ネット社会の晒し私刑の功罪?
日々SNSなどで興味本位だけの晒し行為が横行している昨今。
法治社会における自力救済は当たり前ですが禁じられています。
それに対する法整備も遅れていて、毎朝確認するSNSは胸糞動画で溢れかえっていて朝から吐き気すらしてくるような野放し状態です。
この漫画での愛のいじめ動画を登校した人物は明らかに同級生でしょう。
そして小学校5年生でスマホを持たされている子も限られていると思います。
追ってこの人物は特定され、いじめの連鎖は更に悲劇的に広がって行くのではないでしょうか?
まとめ
「誰がこんなこと」娘の写真と実名がSNSで晒されたら? いじめ加害者の親が直面する現実。『娘がいじめをしていました』著者インタビュー(レタスクラブ)#Yahooニュースhttps://t.co/8gG77qJQVB
— あさりちゃん, MHSW (@ryokkotaaaan) June 1, 2023
今回は、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?とテーマでお伝えしてまいりました。
こちらの作品、いじめというテーマで一番描かれているのがいじめた側の母親というのも中々効果的な設定になっているのではないでしょうか?
また、この本のあとがきに素晴らしいことが書いてありました。
いじめられることを心配して学校での出来事を子供に聞く親はたくさんいるようです。
しかしよその子をいじめていないか心配している親はほとんどいないのでは…云々!
興味深い見方ではあります。
それでは、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?終了させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。