今回のテーマは、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?と題してお伝えしてまいります。
本記事は漫画アプリ限定配信漫画で大ヒットを記録した”娘がいじめをしていました“のネタバレ考察記事となります。
考察記事の他にネタバレ確定も含まれていますので、苦手な方はご注意下さい。
自分の娘がいじめをしていたとしたら、そしてそのいじめを受けていた子の心が著しく傷ついていたとしたら…あなたならどうしますか?
親御さんも先生も何とかしようとあたふたするばかり。
いじめた子もいじめられた子の方も1つの過ちと一緒に巨大な暗雲を抱えたまま大きく成長する。
手をこまねいているうちにどんどんと手が届かない化け物のような事象に変化して行く。
それでは、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?どうぞお楽しみください。
Contents
娘がいじめをしていましたネタバレ全話!
『娘がいじめをしていました』(しろやぎ秋吾著)
子どもが加害者になる不安はどの親にもあるもの…。このえぐいほどのリアリティ、思いがけない展開の妙。読んでいて思わず唸りました。一読の価値あり。#このコミックエッセイがすごい2023 pic.twitter.com/FgAwKZyztc— サイス (@jesais_ed) December 19, 2023
幼馴染の女の子同士、5年生という多感な時期。
いじめる側の子は人としてやってはならない事をした、いじめられた子は深く傷つき…歩みを止めてしまう事態…。
最初のいじめは目立ちません…秘め事のように進んでゆきます…だからこれくらいで済まそうと大人たちは…。
娘がいじめをしていました:プロローグ!
テレビで小学校の児童が校舎の屋上から転落した事故が報じられています。
遺書が見つかった…遺族の訴え…学校の言い訳…子供たちの噂…近所の反応…。
しかしそれを置き去りにしたままで番組はまた次のニュースを伝えて行くのです。
第1章:娘がいじめをしていました!
ちくちく言葉は言っちゃいけない!
…最初はいたずらから始まったのかも…でも段々とエスカレートして行く…?
娘がいじめをしていましたネタバレ第1話:うちの子に限って!
赤木家:母:加奈子39歳、父:祐介40歳、娘:愛・小学校5年生。
TVニュースが報じたいじめの事件は愛と同じ11歳の子供の身に起きた不幸でした。
親は気付かないのかと…特に夫の祐介は自分の子供のことが分らないなんてと自信満々です。
加奈子方は娘の愛の成長に従って友達関係が分らなくなっていることに思い至りますが…。
- 学校でいじめなんてないよね?
愛の答えは?
- みんな仲良いよ、ウチのクラス!
少し安心する母加奈子でした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第2話:娘の様子がおかしい!
馬場家:母千春:40歳、父大樹:43歳、娘小春:小学校5年生。
馬場家でも聞くともなくTVのニュース番組が流れていた様子です。
-お母さん、私ね…-と口籠る娘の小春の姿がありました。
そこに父大樹が姿を見せたので小春は口ごもったままリビングから去ろうとするのです。
何かを感じた母の千春は男親の前では言いづらいと察したのか小春をドライブに誘うのです。
小5という多感な時期に入っていく娘の小春に同姓としてその頃の悩みなんかを合わせて何かを引き出そうします。
そして幼馴染の愛ちゃんの話に及ぶと小春は急に黙りこくったかと思うと、顔をクシャクシャにして泣き出してしまったのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第3話:そして事件は起きた!
幼馴染の愛ちゃんに嫌がらせをされている…無視される…それ以上は話してくれない小春。
翌日になり千春は気を遣いながらも先生に小春の事で電話を入れてからいつも通り仕事に出かけたのです。
それから数日たち小春は先生に話を聞かれたとは言いましたが、学校からは何の音沙汰もなし。
千春にできることは娘の小春と学校を信じて待つことだけでした。
そしてその日は訪れました!
小春がボロ布のように汚れた服装で膝から血を流して無言で帰宅したのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第4話:別に何もないよ!
娘の愛の同級生馬場小春ちゃんのお母さんから加奈子の携帯に着信が入りました。
愛が幼馴染の小春ちゃんをいじめている…小春ちゃんは怪我までさせられて帰ってきた…明日の午後に馬場家に謝罪にきて欲しいと言う事!
- あなた今日小春ちゃんと何かあった?
その問いかけに普通に笑顔で-何もないよ-と答える娘の愛でした。
でもいじめが本当だとしたら、愛のあの笑顔は何…コワ…気持ち悪…。
加奈子も子供の頃いじめにあった経験があるのです。
…どうしよう…許せないかも…冷静に話できないかも…。
娘がいじめをしていましたネタバレ第5話:そんな子に育てた覚えないわよ!
夜、夫の帰宅…母に問い詰められる娘、庇おうとする夫…悪気があったようじゃなさそうだし、もういいんじゃない…?
愛を疑ってエキサイトして行く加奈子…穏便に済まそうと嘘をついていた娘…全てが信じられない。
- そんな子に育てた覚えないわよ!
明日の馬場家への謝罪は親子3人でいくことになったようです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第6話:わが子が憎い!
夫の祐介からは、愛のために嫌な役をやってくれてありがとうと言われましたが…それだけじゃない感情の昂り。
…そして最初に聞いた時のあの屈託のない笑…今でも本気で悪いなんて思っていない…自分をいじめたあの男子生徒と笑顔が重なる…。
- わが子が憎い!
中学の時にいじめられた記憶が加奈子に甦ってくるのでした。
あいつらにとっていじめはただの遊び…やられた側の気持ちなんてわからない…一生許せない気持ち…今でも彼らの不幸を願っている自分…。
- 今の私には無理だ…今、愛を理解しようとする事など出来ない!
娘がいじめをしていましたネタバレ第7話:馬場家へ謝罪に!
土曜日になって馬場さんの家へ謝りにいく、謝らせてくれるだけでもまだマシ。
- 今日で区切りをつけよう!
玄関を開けて出迎えたのは低姿勢の小春の母千春でした。
しかし家の中に入ると千春はポツポツと本心を吐露して行きます。
学校も聞いてくれない、誰も分かろうとしてくれない。
今日小春はいじめっ子の愛に会いたくないって言っています。
そしていじめっ子の愛に小春がどんな気持ちになったかちゃんと考えろとも言います。
しかしそこには妙に達観した加奈子の姿が有ったのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第8話:本当にすみませんでした!
一応の謝罪-本当にすみませんでした-の言葉だけが空虚に漂います。
帰り際に少しだけ顔を出した小春ちゃんの思いは誰が理解していたと言えるのでしょうか?
加奈子が思う事は自分のいじめと重ねた上で謝るしかなかったこと…そして小春ちゃんが不登校になったら困ると思うことだけ。
祐介に至ってはきちんと謝れたといじめっ子の愛を持ち上げたうえに親として気付けなかったことを謝るという体たらくです。
どこに小春ちゃんの気持ちは漂っているのでしょうか?
第2章:謝ればそれでおわりでしょうか!
一度ついた心の傷は戻ることはないのです。
傷つけたことを謝っただけで終われると思っている、反省して2度と繰り返さなければそれで良いのでしょうか?
そして残された小春ちゃんと馬場家はこのあとどうなるのでしょうか?
娘がいじめをしていましたネタバレ第9話:告発!
そしてことは突然に愛と赤木家を襲いました。
いじめた側は反省すればそれでいいの…反省して人権ポスターなんか作っちゃて気付けたことを美談にしている…でも相手の小春ちゃんにやったことはたった1回の謝罪だけ…。
スマホ片手に物思いに耽る加奈子の目……#拡散希望#いじめ告発、愛の写真付き実名…いじめを告発するSNSが投稿されていたのです。
“こいつ人生終わったな”のコメント…。
加奈子は全身の血が逆流するような焦りを味わうのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第10話:あの日からの馬場家!
赤木家が謝罪に来てから1ヶ月、小春は学校に行けていません。
不登校になってから数日は担任の先生も家に寄ってくれ、愛さんも反省していると伝えていました…つまりやっと最近になって担任はいじめっ子本人から聞き取りを行ったというありさま。
更に赤木家と直接話をして謝罪を受けたことを…学校行ってくれば間に入ったのにとか、謝ってもらえて良かったとか…。
そのうち担任も来なくなり、今日の休みを電話で連絡するだけになっていったのです。
小春は時折翌日の学校の準備をしたりもしましたが、朝になるとやっぱり登校できないのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第11話:人ごと!
千春の職場で学校がうまく行かずにフリースクールに通う6年生の子供の親がいたようです。
千春には役に立つ情報で、自分が何も知らないことに気付けた機会でもあったようです。
小春はよく分からないけど心配してくれるお母さんの気持ちが嬉しかった様子です。
しかし夫には飛躍しすぎに聞こえたらしく、小春が学校をリタイヤすること自体が受け入れ難いことのようでした。
それをドアの向こうで聞いていた小春は、また一つ進む先を閉ざされたと感じていたのでしょうか?
娘がいじめをしていましたネタバレ第12話:相談!
人に会うのが嫌だと外に出かけられない小春に大樹は次の連休に遠出をしようと持ちかけるのです。
大樹は大海原の開放感に絆され小春に学校や人生について語り始めるのです。
そして千春がなん度も飲み込んだ“頑張って学校に行こう”という言葉をあっさりといとも簡単に言ったりしていました。
小春と千春が俯いているにも関わらず。
とは言いながらも千春の本心もやっぱり普通に学校に通って欲しいという願いがあるのです。
資料をもらおうとフリースクールの前を通る千春…結局は素通りしスーパーで買い物をしています。
そこに居合わせたのが放課後プリントを届けてくれる詩織ちゃんのお母さんの清水さんでした。
正義感あふれる清水さんは親身になって千春の話に耳を傾けてくれたのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第13話:学校に行きたい!
清水さんと話し少しだけ晴々とした気持ちで帰宅した千春…玄関で母の帰りを待っていた小春がいうのです。
- 私やっぱり学校に行きたい、9月から頑張ってみる!
…でも急に教室に入るのが怖いから保健室からでもいいかな…あとね、みんなが帰ったあと教室見てみたい…教室に入る練習できたらお母さんも来てくれる…。
- よし、じゃあ一緒に準備しよっか。
小春の中で起きた変化…翌朝になるとやはり心が萎えて小春がいるのです。
- もう知らない、ずっとそうやって逃げてなさいよ。
娘がいじめをしていましたネタバレ第14話:謝って済む話じゃないんだよ!
娘の小春を怒鳴ってしまった…千春の心に強い後悔の念だけが渦巻きます。
私たちは全然済んでいない、謝って済む話じゃないと言って決心したようにスマホを取り上げる千春。
一方の赤木家では加奈子がSNSの実名写真入りのいじめ告発の投稿を見て震えているところでした。
そんなところにずぶ濡れの愛の帰宅…胸騒ぎを覚える加奈子がいました。
第3章:娘のこと何も知りませんでした!
朝ネットを開くと滅入るような情報の渦。
人は神にでもなったかのように私刑とも言える写真や動画を晒し続けています。
娘がいじめをしていましたネタバレ第15話:解決した気になっていた!
幼馴染で仲が良かった小春ちゃんと愛ちゃん、土砂降りの日でも会いたくて仕方がなく公園で2人だけで約束をしていました。
あれから時が流れ…いじめがネットに晒されたことで更にいじめ問題が深刻さを増してゆきます。
こんなやり方フェアじゃない…解決した気になっていただけだった…一応削除要請はしておいたけど…私たちにどうしろと…。
SNSに誰が晒したのかは分からないまま翌日には削除されましたが、大きな疑念は消えず馬場さんに電話もしてみましたが繋がる気配もありません。
翌日には疑惑が更に恐怖となって襲ってくるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第16話:知られてる!
加奈子はPTAの会合で慌ただしく出かけようとしています。
PTAの会合は間もなくやって来る運動会の準備についての相談でした…議題もスムーズに進み担任の先生の挨拶で早々に解散となりました。
その時父兄の中から清水さんから先生に声がかかります。
- 先生いじめについて把握していらっしゃいます…小春ちゃんのことです?
まくし立てるように話す清水さんに-あの…清水さん、ここでは-と話を止めようとします。
それでも納得しない清水さんはそんな先生の態度を批判しながらネットに上がっているいじめの動画の件にも言及するのです。
一方の当事者の加奈子は教室が騒然としている内に一人ひっそりと抜け出すのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第17話:いじめの動画!
- ネットに動画…何のこと?
SNSを開き加奈子は検索窓に赤木愛と入れます…赤木愛のいじめ、証拠動画もあるの#拡散希望!
愛が小春ちゃんをいじめている動画が鮮明にアップされていたのです。
加奈子が見た動画はあまりにも悪質ないじめで人の尊厳を脅かす見るに堪えないものでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第18話:自業自得なんじゃない!
その動画は丁度加奈子が中学の時にウケていたいじめと全く同質で一緒のものです。
- バチン!
加奈子の平手が愛の頬を叩く音…もういい…どうでもいい…顔も見たくないわ…きもちわるい…。
翌朝の登校前の時間、愛は無視する母に学校に行きたくないと訴えます。
- 私、いじめられているんだ!
その娘の言葉にも‐自業自得なんじゃない‐と冷たい言葉を言うしかない加奈子でした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第19話:絶対何とかするから!
千春にしてみたら小春が元気に学校に通えればと思うくらいで罰とか仕返しとかまでは考えていませんでした。
でもその姿勢を甘いと言う清水さんはSNSに投降されていたいじめの動画を千春に見せてしまうのです。
その動画を見た千春はあまりの内容に気分が悪くなり一人トイレに入って嘔吐するのでした。
その後、小春は母から何か言われることを避けるように益々部屋に籠りがちなって行きます。
そして千春は明日学校に行って先生たちに小春の事にしっかりと向き合ってもらうように申し入れてくると言うのです。
千春は小春を慮って‐お母さんが絶対何とかするから‐と語り掛けるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第20話:許さなきゃダメかなぁ!
千春は学校の校長室で校長先生と担任に詰め寄っています…小春を元に戻してほしいと。
…赤木さんを今すぐ転校させてほしい…二の足を踏む校長に転校が無理なら絶対に目に入らないようにする事…担任も変更して安心できる体制を…報告書と計画書を直ぐに作成し赤木夫妻も含めて保護者会で説明すること…。
校長室を出た千春は5年1組の教室に立ち寄ります…赤木愛と書かれた机の椅子を引くと丸められた紙屑が転げ出て…しわくちゃの紙を広げてみると…心無いいじめの言葉で愛がいじめられていることが分るのです。
家に戻った千春は学校での出来事をひとしきり小春に話すのでした。
愛が今いじめられていることも含めて…ざまあみろ…今度は愛が苦しむ番だ…。
- 愛ちゃん許さなきゃダメかなぁ…消え入りそうな小春の声が心に刺さります。
娘がいじめをしていましたネタバレ第21話:悪夢!
加奈子の悪夢…郵便受けを開けると大量の誹謗中傷の書き込みが雪崩うって飛び出してきます。
それを拾い集めていると背後から心無い非難の声がこだまします。
更にそこから慌てて走って逃げだすと誰かに足をかけられ床に転げてしまします。
そして中学の時のいじめの風景…白い花に彩られた机に座っているのは誰でもない娘の愛でした。
悲鳴を上げて抱きかかえると…その子は小春ちゃんに変わっていたのです!
娘がいじめをしていましたネタバレ第22話:また事件は起きた!
悪夢からさめた加奈子を心配そうに見つめる祐介の通り一遍の言葉…SNSは見ない方がいい…外野の物言いを相手にしてたら消耗するだけ…ウソの情報やあんまり酷いのは弁護士に相談してみる…だからママは愛だけを…。
何で愛の担当は私だけなのか…パニックに陥っている加奈子は夫に愛がいじめられていることも伝えるのですが…それでも夫は‐何も知らなくてごめん‐と言うだけ…。
そしてある日の夕方、学校からの電話が鳴るのです。
- え?愛が事故にあった…?
第4章:私たちは間違っていたのでしょうか!
何故いじめが無くならないか…?
自分は人と違うんだという感覚…あいつはなんか違うんだという感覚…そんなのも何も差はない。
差別と区別…それもほとんど意味がない。
人を知ったつもりになる前に己を…振り返りませんか!
娘がいじめをしていましたネタバレ第23話:私のせいだ!
SNSに晒す私刑から現実に制裁を加えるまでにエスカレートしたいじめっこの愛という獲物!
犯人は自分の行動をネットに上げながら小学校の周辺をうろつきます。
そして‐いじめっこ、見つけた‐という書き込みがリアルタイムに更新されてゆきます。
加奈子は自分が愛を守らなかったから…私のせいだ…意地を張ったから…と後悔の思いに苛まれながら病院へ走り続けます。
見てくれた医師によれば、不幸中の幸いに愛はかすり傷程度で脳にも異常は無いという事で帰宅の許可も下りたようです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第24話:ごめんなさい!
警察によると愛は下校途中背後から近づいた原付バイクに蹴り飛ばされたとのことです。
容疑者も警察に確保されたとのことですが…いじめの事から-やり返されて当然だ-と供述しているとのことです。
学校からは担任の先生も駆け付け、愛が自分の犯した間違いに気付けたことを評価し愛を守ると言うのですが…加奈子にはこの先生が今度は愛がいじめられていることを知っているのだろうかという疑問が頭をもたげるのでした。
…嫌われたくなかった…友達にもママにも、小春ちゃんにあんなことしてまで…全然うまくいかなくて…みんなに嫌われちゃった…いい子じゃなくてごめんなさい、いじめなんかしてごめんなさい…。
…ママもごめん…愛から逃げてごめん…。
- ごめんなさい。
娘がいじめをしていましたネタバレ第25話:限界の日々!
赤木家の住所も特定されゴミを投げ入れられたり、祐介の勤め先にまで嫌がらせの電話が入るまでになっていました。
そんな折、いじめの件で学校から保護者会に出席してほしいという連絡が入ったのです。
一方の千春は校長先生と担任から保護者会で説明する報告書の説明を受けています。
被害者のことも解決できない学校が、加害者の心のケアを報告に盛り込んでいる上辺だけの報告書を手厳しく指摘して行きます。
更に千春が一番事情をよく知っている愛ちゃんの出席を求めたところ、出来ないという返事!
被害者は放っておいて加害者は手厚く守ろうとする、学校はどちらの味方なのか問い詰めて行くのです。
娘がいじめをしていましたネタバレ第26話:手紙!
加奈子が愛から受け取った封筒‐手紙書いたんだ、小春ちゃんに‐!
…自分だったらいじめた子の手紙を見たいと思うか…愛を思い出したくもないかも…余計に傷つけるかもしれない…。
それでも届けたいと愛は涙を流して母に訴えかけます。
加奈子は勇気を振り絞って馬場家に向かいます。
千春は加奈子の顔を見た途端に激高し更に手紙のことを聞き更に怒り狂います。
それでもその手紙を破ることが出来ず、げた箱の上に置いたまま愛と加奈子への憎しみを保護者会にぶつける決意を固めるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第27話:保護者会!
そして保護者会は開かれました。
加奈子を睨みつける他の保護者の刺すような視線。
雰囲気にすっかりのまれてしまっている校長先生と担任。
発言が許されると堰を切ったように厳しい言葉が加奈子に浴びせられてゆきます。
小さく縮こまった加奈子はそんな保護者達に小さな声で‐私が悪いです‐と話し始めるのでした。
娘がいじめをしていましたネタバレ第28話:私は…!
娘の愛がいじめをしている事にも気づくことが出来なかった、そのことを情けなく思い恥ずかしくも思い忘れたいと思う自分がいたと加奈子は自分の気持ちそのままに話して行きます。
今度は自分の娘の愛がいじめられる立場になって事の重大さに気付くようなバカ親…。
そのように加奈子が話すと再び保護者から声が上がります。
…何の話だ…誰がいじめられてるって…話しをそらさないで…。
自覚しているならおとなしく退け…クラスに必要ないと言っている…どんなに反省しても馬場さんの傷が癒えることはない…。
そうふられたのを機会に今度は千春が話し始めます。
- 私は…。
娘がいじめをしていましたネタバレ第29話:やっぱり間違っていた!
千春の言葉に保護者会に出ていた親たちが一斉に振り返ります。
“くだらないと思う、みんな自分を守る事しか考えていない”!
…愛さんがいじめられていることは本当だと思います…きっとみんなから…自分の子供は人をいじめないって思っていますか…。
千春の言葉に保護者の間から怒号が飛び交います…うちの子がそんなこと…あんたの為にわざわざ来ている…馬鹿にしないでよ…馬場さんおかしいですよしっかりして………でも待って?
保護者も気付き始めます。
…あの動画を撮っていたのは誰…一緒にいじめていたんじゃないか…周りで笑っていた子も共犯…知ってて止めなかった…黙って見ていたヤツ…ネットにアップしたのも愛ちゃんへのいじめ…標的を変えたってこと…………違ううちの子は関係ない。
こんな糾弾が小春にとって何の意味があると…自分が間違っていたことを千春は心の中で詫びるのでした!
娘がいじめをしていましたネタバレ第30話:話してくれてありがとう!
家に帰った千春はげた箱の上に置きっぱなしにしてしまった愛ちゃんからの手紙がなくなていることに気付くのです。
その手紙になんて書いてあったとしても、千春は娘に寄り添ってやれなかった自分の後悔を素直に受け止め小春に接して行くのです。
そしてようやく小春は母に自分の本当の気持ちを話して行くのでした…。
- 話してくれてありがとう!
娘がいじめをしていました胸糞の最終回ラストその後?
「娘がいじめをしていました」読了
これといった正解なんて
もちろんなくて。
何故こうなったかのも
当の本人にしか勿論わかり得ない。
親でも本人ではない
でも親としてと考えるのも当然で。
そして一番恐ろしさを感じるのは
責任の無い第三者。
これは間違えないかと
無責任の言葉は恐ろしい。 pic.twitter.com/M0dSNU9xzG— りゅう@空手おやじ (@SeidoStriker) December 13, 2023
怖かったと小春は言います…負けたくない気持ちもあった…何が面白いのかわからなかった…笑えば受け入れられたのか…でも辛かった。
娘がいじめをしていました:エピローグ
12月のある日…。
SNSの炎上は1ヶ月程度で皆が興味を失ったのか鎮静化したようです。
でも一度公開された情報は完全に消えることはなく、その後も嫌がらせがなくなることはありませんでした。
赤木家は逃げることを選択するしか方法が無かったようです。
逃げても何も変わらないかもしれない、いじめた事実が無くならないのと一緒にいじめられた人の傷も消えないから。
引っ越しの日、赤木家のポストに小春ちゃんから愛あてのお手紙が入っていました。
愛は一生背負って生きて行かなければならないとも思う。
小春ちゃんが許してくれず、世界中の人が許してくれなくても愛を1人にはさせない!
加奈子も一緒に背負って行くことを心に決めるのでした。
娘がいじめをしていました・その後①!動画を撮ったのは誰?
このお話の”その後“を考察してみましょう。
いじめの動画を撮ってSNSに公開したのは清水詩織ちゃんで確定で良いでしょうか?
愛が風呂から上がって両親にスマホをねだった理由の一つに‐詩織ちゃんに一緒に動画撮ろうって誘われた‐と言う場面があります。
この時、既に小春へのいじめは始まっていたようです。
小春が不登校になった時に家にプリントを届けてくれたのは詩織ちゃんでした。
犯人は現場に帰る?
詩織ちゃんの母親の清水さんは親身になって千春の相談に乗ったりしていましたが、それは娘がいじめの黒幕であることに気付いたからではないでしょうか?
情報操作して、学校側も混乱に陥れ娘に類が及ばないように画策していた。
更にうがった見方をすれば千春にその動画を見せたのは清水さんでした。
この違和感に千春が気付いたとき、第二の”娘がいじめをしていました”が始まったのではないでしょうか?
娘がいじめをしていました・その後②!最初に愛をSNSに晒したのは誰?
この件については、小春の母である千春が感情に任せてやってしまったことに間違いないでしょう。
千春は夫の大樹が指摘しているようにいじめ問題がこじれ始めた頃からよくスマホをいじっていました。
千春がスマホを見て何か決心をした…その次のページに加奈子がSNSで我が子が晒された投稿を発見した場面が描かれています。
これは意図的な構図だと思われます?
これも清水さんが娘の詩織ちゃんの動画投稿の事実を混乱させるために誘導したのだとすれば全体の構図も見えて来るのではないでしょうか?
写真投稿は清水さんに絆された千春であり、その少し前に詩織ちゃんが動画投稿をしてしまった事を清水さんは気付いてしまったのではないかと考えています。
娘がいじめをしていました・その後③!ネット社会の晒し私刑の功罪?
日々SNSなどで興味本位だけの晒し行為が横行している昨今。
法治社会における自力救済は固く禁じられています。
それに対する法整備も遅れていて、毎朝確認するSNSは胸糞動画で溢れかえってしまっています。
この漫画での愛のいじめ動画を登校した人物は明らかに同級生でしょう。
そして小学校5年生でスマホを持たされている子も限られていると思います。
追ってこの人物は特定され、いじめの連鎖は更に悲劇的に広がって行くのではないでしょうか?
まとめ
先日、某社の初めて会う編集者に勧められて読んだ『娘がいじめをしていました』(しろやぎ 秋吾)がよかった。いじめの本は数あれど、加害者親の視点は初めて。#ドキュメントコミック大賞 の企画の参考になるのではないか、と。気がつけば、来月には応募〆切です!https://t.co/hWArfXRfwf
— 石井光太 (@kotaism) December 14, 2023
今回は、娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?とテーマでお伝えしてまいりました。
この作品、いじめがテーマで描かれる目線がいじめた側の母親という表現方法も中々効果的な設定ではないでしょうか?
この本のあとがきに素晴らしいことが書いてありました。
“いじめられることを心配して学校での出来事を子供に聞く親はたくさんいるようです、しかしよその子をいじめていないか心配している親はほとんどいないのでは…云々!”
娘がいじめをしていましたネタバレ全話!胸糞の最終回ラストその後?お楽しみいただけましか。
最後までお読みいただきありがとうございました、それではまた!